はじめに
「スマホを充電しようとしても反応しない」「充電マークは出るのにバッテリーが増えない」
そんなトラブルに遭遇したことはありませんか?
スマートフォンの充電トラブルは、多くの方が経験する代表的な不具合です。しかし、原因がどこにあるかを正しく見極めれば、修理に出さずに自分で解決できることもあります。
そこで、今回本記事では、スマホが充電できないときの主な原因、試すべき対処法、そして修理が必要な場合の費用相場について、分かりやすく解説します。
充電できない主な5つの原因
スマホが充電できない原因は、大きく分けて以下の5つです。
1. 充電ケーブル・アダプターの不具合
充電ケーブルやUSBアダプターは消耗品です。長期間使用したり、折り曲げたりすると内部が断線していることがあります。
チェック方法:
-
他のケーブル・アダプターで試してみる
-
同じケーブルで他のデバイスを充電できるか確認
2. 充電ポート(端子)の汚れや損傷
ポケットやバッグに入れている間に、ホコリやゴミが充電口に溜まり、接触不良を起こすことがあります。また、強く差し込んだり異物が入ったりすると、端子自体が壊れてしまうことも。
チェック方法:
-
ライトでポート内を照らしてゴミやホコリを確認
-
ブラシやエアダスターで優しく清掃してみる
-
ポートが緩んでいたり、グラグラする場合は破損の可能性
3. バッテリーの劣化
スマホのバッテリーは約500回の充電サイクルで性能が低下します。2〜3年以上使っている端末では、充電してもすぐに減ったり、そもそも充電を受け付けなくなることがあります。
チェック方法:
-
「設定」→「バッテリー」→「バッテリー状態」などで最大容量を確認(※一部機種)
-
充電しても0%から増えない・再起動を繰り返す場合は要注意
4. ソフトウェアの不具合
充電表示やバッテリー管理に関するソフトのバグが原因の場合もあります。特に、システムアップデート後や不安定なアプリが影響することがあります。
チェック方法:
-
一度電源を切って再起動する
-
OSを最新バージョンにアップデート
-
セーフモードで起動して不具合が改善するか確認
5. 水没や物理的な故障
スマホを水に落とした、または強く落とした場合、内部基板や充電制御チップ(IC)が損傷している可能性があります。これは自力での修復が困難なケースです。
チェック方法:
-
水に濡らした履歴があるか
-
どのケーブルでも反応しない場合
-
充電中に発熱・異音・焦げたにおいなど異常がある
自分でできる対処法まとめ
スマホが充電できなくなったとき、すぐに修理に出す前に試せる対処法をまとめました。
◎ケーブルやアダプターの交換
100円ショップのケーブルではなく、純正品またはMFi認証済みの製品を使用しましょう。
◎充電口の掃除
爪楊枝や針金は使わず、エアダスターや綿棒、ソフトブラシで優しく清掃してください。
◎ソフトウェアのリセット
-
再起動
-
最新のOSにアップデート
-
バッテリー使用状況の確認と不要アプリの削除
◎放電後の再起動
電池を0%まで使い切ってから再充電し、起動を試す方法も効果的です。
修理が必要なケースとは?
以下のようなケースは、内部部品の交換が必要になるため、スマホ修理店に相談するのが賢明です。
-
充電口がグラグラしている、挿しても反応なし
-
充電中に異常な発熱・異音がする
-
どのケーブル・充電器でも反応しない
-
落下や水没の後から充電できなくなった
修理費用の目安(2025年現在)
修理内容 | 費用目安 | 作業時間の目安 |
---|---|---|
充電ポートの修理交換 | 6,000~12,000円 | 約60分~90分 |
バッテリー交換 | 5,000~10,000円 | 約30分~60分 |
基板修理(充電IC交換含む) | 15,000円~ | 要数日預かり |
水没クリーニング | 3,000~6,000円 | 即日~1日 |
※機種や修理店によって異なります。事前に見積もりを確認するのがおすすめです。
まとめ
スマホが充電できなくなる原因はさまざまですが、ケーブルやポートの問題であれば、自分で対処できることも多くあります。
一方で、放置してしまうとバッテリーの劣化や基板の損傷が進み、修理費用が高くなってしまうこともあるため注意が必要です。
「最近充電の調子が悪いかも…」と感じたら、早めにスマホ修理店に相談してみることをおすすめします。
私たち【スマホの修理屋】では、様々なケースの故障・修理に対応しております!お気軽にご相談ください!