はじめに
現代人のほとんどが所持していると言っても過言ではないスマートフォンですが、落下による画面割れや水没、バッテリートラブルなど事故によって故障してしまう事も少なからずあります。大事なデータが入っていたり、連絡手段がスマートフォンしかないという方もいるかと思います。本記事では、スマートフォンにありがちな故障の原因とその対処法、対策について解説していきます。
人為的原因による故障
★画面割れ
スマホの液晶画面は頑丈な強化ガラスで作られていますが、硬い地面に落下させるなど、想像以上の大きな衝撃が加えられるとひびが入ってしまったり、傷ついてしまったりします。大きな衝撃の影響は画面のみに留まらず、スマートフォンの内部にまでダメージが及ぶ可能性もあり、最悪の場合、突然画面が真っ暗になってしまったり、動かなくなってしまう事もあります。
この場合の対処法としては、まずはデータのバックアップを取ります。写真やメール、データやSNSでのトーク履歴など、残しておきたいものは、スマートフォンがまだ動いている内にバックアップを取っておきましょう。
また、対策としては、液晶画面に画面割れを防ぐ衝撃吸収フィルム等を貼って、スマホカバーをしておく事が大切です。よく落とす方は、リングやストラップを活用し落とさないような対策を取る事もおすすめです。
★水没
現在、防水性能の高いスマートフォンも多く販売され、お風呂でも使用できるモデルも出てきています。しかし、完全に水没してしまうと、影響が出ないとは言い切れません。プールや海で使用する際やお風呂で使用する際、塩素や塩分、入浴剤等水以外の物質が故障の原因となるケースもあります。
この場合の対処法としては、まず電源をOFFにしましょう。電源が入った状態で浸水してしまうと、故障の原因となってしまう可能性があります。カバーを使用している場合は、すぐに外し、SDやSIMカードを抜き、丁寧に本体を拭き取ります。ここでのNG行動は、水滴を払うために本体を振ってしまう行為です。本体と一緒に乾燥剤をジップロック等に入れ、密封し乾燥させます。1日以上放置した後に、電源を入れて作動すればデータのバックアップを取ります。動作に不具合が生じてしまっている場合は、修理は必須です。
また、対策としては水気のある場所で使用する際は、防水カバーに入れて使用する事です。
劣化による故障
何年も機種変更せずに使用を続けているうちに、不具合が起きてしまうような劣化による故障は、スマートフォン本体の保証期間対象外である可能性が高く、自分で対処する必要があります。
★バッテリー
毎日の充電に今まで以上に時間が掛かるようになってしまった、充電をしても今までより充電の消耗が激しくなってしまった、といった場合はバッテリートラブルである可能性が考えられます。バッテリーは消耗品なので、特に故障等していなくても2年程度で新しいものに交換することをおすすめします。
この場合の対処法はバッテリー交換ですが、対策としては、必要時以外はWi-FiやBluetoothをOFFにしておいたり、使用しないアプリをその都度終了させたりして、バッテリーの寿命を少しでも延ばす事もできます。また、充電は少なくなってから行い、充電完了後には繋いだ状態でのスマートフォンの使用を避ける事で、バッテリーの負担を和らげる事もできます。
★カメラ等の故障
落下させてしまった際などにかかる衝撃によって、操作ボタンの部分やカメラ機能にトラブルが生じるケースが多いですが、劣化による不具合の場合は、保証期間内であれば、メーカーで無償修理をしてもらえるので、保証期間を確認してみましょう。
この場合は、役立つ対策はなく、普段から丁寧に取り扱うことくらいしかありません。まずは再起動をして様子を見て、解決しない場合は、修理に出す事をおすすめします。
修理や交換
人為的原因による故障がなくても、バッテリー等の消耗品はいずれ交換をした方が良い為、その際は専門の修理ショップへお願いする事をおすすめします。メーカーのサポートよりも、安い料金で対応してもらえることが多く、特に保証期間が過ぎてしまったスマートフォン修理なら、メリットが大きいです。
まとめ
以上、本記事ではスマートフォンによくある故障の原因とその対処法、対策ついて解説して参りました。不注意によるトラブルは、自身が注意していれば、ある程度は防ぐことが可能です。それでも何らかのトラブルが起きてしまい、対処法を試しても解決しない場合は、スマホの修理屋にお任せください。スマホ修理のプロがあなたの大切なスマートフォンを生き返らせます。