はじめに
スマートフォンのトラブルは突然やってきます。「画面が割れた」「充電できない」「水に落とした」など、日常生活に支障が出る故障はすぐにでも直したいもの。
そんな時に気になるのが「どこで修理すればいいのか?」という点です。
スマホの修理は「正規店(メーカー公認の修理店)」と「非正規店(街のスマホ修理店など)」の2つに大きく分けられますが、実際にどちらを選ぶべきか迷う人は多いのではないでしょうか。
そこで、今回本記事では、正規店と非正規店の違い、メリット・デメリット、選び方のポイントを分かりやすく解説します。
正規修理店とは
正規修理店とは、スマホのメーカー(Apple、Samsung、Sonyなど)やキャリア(docomo、au、SoftBankなど)に認定された公式修理業者です。代表的なのは以下のような店舗です。
-
Apple Store/Apple正規サービスプロバイダ(カメラのキタムラ、ビックカメラ等)
-
各キャリアショップ(docomo、au、SoftBankなどの直営店)
-
メーカーの公式修理受付センター
【メリット】
-
純正部品を使用
-
メーカー保証の対象になる(保証期間内なら無料修理も)
-
修理後の動作チェックや品質保証が万全
【デメリット】
-
予約が取りにくい/日数がかかる(数日〜1週間以上)
-
修理対象が限られる(たとえば「改造品」は対象外)
-
料金が高め(特に保証が切れていると高額になる)
非正規修理店とは
非正規修理店とは、メーカーの認定を受けていない、いわゆる「街のスマホ修理屋さん」です。全国各地にあり、ショッピングモール内や駅近に多く見られます。
-
スマホステーション、スマホドック24、Quick、あいさぽ など
-
地元密着型の独立店舗も多数
【メリット】
-
即日修理が可能な場合が多い(最短30分~1時間)
-
料金が比較的リーズナブル
-
修理内容の自由度が高い(データそのまま、改造端末も対応)
-
飛び込み対応・予約不要の店舗も多数
【デメリット】
-
非純正パーツを使う場合がある
-
メーカー保証が切れることがある(iPhoneなど)
-
修理品質にバラつきがある店舗も存在
修理内容別おすすめの選び方
▶ 画面割れ・バッテリー交換
→ 急いで直したいなら非正規店が便利
画面修理やバッテリー交換など、よくあるトラブルで「データを消さずに」「その日のうちに」修理したい場合は、非正規店が圧倒的にスピーディーです。価格も正規店より抑えられる傾向があります。
▶ 水没・起動しない・基板修理
→ 正確な診断・保証が必要な場合は正規店が安心
水没などの重度故障は、内部基板のダメージがあるため、保証付きの正規店でしっかり検査してもらう方が確実です。
▶ データそのまま残したい
→ 非正規店の方がデータ保持率が高い
正規店ではデータ初期化が前提になることが多いため、バックアップを取っていない場合やどうしてもデータを残したい場合は、非正規店に相談するのが現実的です。
料金比較の目安(iPhone 13の場合)
修理内容 | 正規店の相場 | 非正規店の相場 |
---|---|---|
画面修理 | 4万円前後 | 1.5~2.5万円前後 |
バッテリー交換 | 約12,000円 | 約6,000~8,000円 |
水没修理 | 対応外もあり | 8,000~15,000円程度 |
基板修理 | 対応外もあり | 20,000円以上(成功報酬制が多い) |
※価格は目安です。地域・店舗・機種により異なります。
修理業者選びのチェックポイント
-
口コミ・評判の確認(Googleレビュー、SNSなど)
-
保証の有無(修理後1~3カ月保証があると安心)
-
料金の明確さ(見積もり無料、追加料金なし等)
-
スタッフの対応や技術力(相談時の説明が丁寧かどうか)
-
データ保持対応の可否(必要な場合は必須確認)
こんな人には非正規店がおすすめ!
-
今すぐ直したい(即日修理希望)
-
費用をできるだけ抑えたい
-
データを消したくない
-
保証が切れている・保証対象外の修理をしたい
こんな人には正規店がおすすめ!
-
保証期間内で修理したい(AppleCare+など)
-
純正部品にこだわりたい
-
修理履歴を残したい(下取りのためなど)
-
複雑な不具合で確実な対応を求めている
まとめ
スマホ修理は「どこで直すか」によって、費用・時間・データ保持・保証などに大きな違いが出ます。正規店も非正規店もそれぞれにメリットがあり、目的に応じて使い分けるのがベストな選択です。
「今すぐ直したい」「安く済ませたい」「データは消したくない」など、あなたの状況に合った修理店を選んで、スマホトラブルをスムーズに解決しましょう。
ご使用のスマホが故障した際には、お気軽にスマホの修理屋までご相談下さい!